最近は記事の質がめちゃくちゃ重要視されていて、サイト全体の質が低いとコアアップデート時にドメイン単位で検索順位を下げられる傾向があります。
僕のサイトもそのせいかアップデートで瀕死状態になったわけですが、いろいろと調べてみたところ「低品質な記事を大量削除するとアクセスが増える」って噂があるみたいです。
参考にさせていただいたサイト。
参考 記事を消すとアクセスは増えるのか?約120記事を削除して検証しました!蓬莱の幻想 参考 【SEO】価値の低いブログ記事は削除すべき話【判断基準を公開する】manablogコアアップデートが定期的に行われる今現在でも効果があるのか、メインサイトを80記事ほど削除して検証してみました。
目次
削除した後のアクセス推移
結論から言うと記事削除してからアクセス数は上昇しました。ただ、先に言っておきますが大量削除のおかげであがったかどうかは微妙なところ。
- 元記事約440記事→約370記事
- 4月30日:約50記事削除
- 5月20日:約30記事削除
- 6月コアアップデート:アクセス回復
僕の所有しているサイトは3月のコアアップデートの影響もあり、日に日にアクセス数が減少している傾向がありました。
記事の削除は2段階に分けて行いました。ほんとは1日で済ませたかったんですけど、選定に時間がかかったりしたので結果的に2回に分けることになりました。
まず4月下旬の第一段階で約50記事を削除。
アクセス数は減るどころかすこーしだけ増加しました。時期がちょうどゴールデンウィークと被っているので記事を削除したから上がったとはちょっといいがたいですが、増加したのは事実。
そこからしばらく横ばいに。
で、5月20日に第二弾で約30記事を削除しました。削除後数日は変化ありませんでしたが、6月に入り上昇。
ただ、これも6月の予告アップデートと時期が完全にかぶっているので、コアアップデートの影響で上がったというのが正しいですね。
ただ6月のコアアップデートで検索順位、およびアクセス数が上がった理由の1つに少なからず今回の記事大量削除が関係しているような気もします。
記事大量削除の恩恵は約1か月後ということなので6月のコアアップデートと完全にかぶってしまいましたが、今後さらに上がるようであれば記事削除したことでサイト全体の質が上がって評価されたともいえるでしょう。
削除する記事を決める
低品質な記事を削除するというのが今回の目的ですが、この定義って難しいので今回は自分の中で線引きを設けて記事を選定していきました。
【削除する記事】
- 30日間で総20アクセス以下の記事
- 閲覧開始数が10以下の記事
- 文字数が少ない、かつアクセスが少ない記事
Googleアナリティクスのデータを元に削除していきます。
基準は設けたものの、思い入れがある記事や閲覧開始数は少ないけどリンク経由でアクセスが来ている記事に関しては後回しにしました。
まずは【行動】→【ページタイトル】→【ページビュー数】をクリックしてアクセスが低い記事を洗い出していきます。
よほどのことがない限り基準に当てはまる記事は削除していきます。
文字数の少ない記事を探すにはプラグインの「WP Word Count」をインストールします。
このプラグインは自分が書いた記事を文字数順に表記できる機能があり、これを使うと簡単に低品質っぽいコンテンツを探すことができます。
下から順番に修正。一応Googleアナリティクスでも検索をかけてアクセスが低いようなら修正ではなく削除。アクセスがあるようなら修正って感じで分別していきます。
僕の場合はワードプレスでの運用なので、削除するのもラクでした。
念のため記事のバックアップを取っておく
削除した記事は一定期間ゴミ箱に保存されて、いつでも戻すことができますが、時間が経つと2度と戻すことはできなくなってしまいます。
戻したくなったり、今後新しいページで同じ内容で書きたくなった時のためにも念のため別の場所に保存しておくことをおすすめします。
僕の場合はメモ帳にコピペしてまとめて保存しました。使うかはわかないけど念のため。
削除したら内部リンクの修正を行う
記事を削除したらサーチコンソールで【URLの削除】を行い、検索結果から完全に排除していきます。
URLの削除は旧サーチコンソールから行えます。
もちろんこれで終わりではありません。
過去に手動で貼った内部リンクがいくつもあるので、それを1つ1つ削除していかないといけなかったのがちょっと面倒に感じました。
ツール等でできないか色々やってみましたが、手作業でやる方法しか思いつかなかったので地味な作業をします。
削除したURLで【投稿検索】をかけます。すると対象のURLが貼ってある記事のみを検索することが可能です。
URLじゃなくてタイトルで検索しようとするとうまく検索できなかったのでURL検索が無難です。
低品質だけどアクセスがある記事はリライトする
数年前に書かれた記事は今の自分が見ると「なんだこの低品質コンテンツ」ってぐらいひどいです。
ざっくりとした説明しか書かれておらず、文字量も満足度もどう考えても低いのになぜか一定数のアクセスがある記事ってのが存在します。
具体的なやり方は2種類。1つは単純に公開日が古い記事を見つけて順番に修正していく方法。
もう1つは文字数が少ない記事から順番に修正を行う方法。
僕は先ほど紹介した「WP Word Count」を使って文字数が少なくてアクセスが見込めているページをどんどん修正していきました。
「何文字以上」って成約は別にないんですけど、僕の場合たいてい昔書いた記事は低品質だったので取りあえず2,000文字以下の記事に着目して修正を行いました。
場合によってはタイトルも見直しした方がいいです。
結論:アクセスが上がらなくても長期的に考えるとやる価値あり
今回、記事を大量に削除したことが要因でアクセスが増えたのか、たまたまコアアップデートで増えたのかはわかりませんが、例えアクセスが結果的に増えなかったとしてもやる価値は高いです。
コアアップデートで検索順位が下がるサイトはドメイン単位で質の低い記事が多いのが主な理由。
つまり、今後も頻繁に発生するコアアップデートをできる限り避けようと思ったらサイト全体の品質の向上は必須です。
いくら記事単体で質が高くても残りの9割はゴミページだったら質の高い記事ごと圏外に飛ばされる可能性もあります。
なんでもそうですが、定期的なメンテナンスは大切です。
できることなら質の低い記事は今後書かないようにしたいですが、数か月、数年経つと考え方も変わりますし、自分自身も成長するので依然書いた記事が低品質に思えてしまうもの。
ブログが成長しなくなったら低品質記事を削除してみることを個人的にはおすすめします。
2019年6月の予告コアアップデートの影響でアクセス回復?僕が行った対策を公開してみる
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