アフィリエイターの僕が経費にしているもの・していないものまとめ

どこまで経費にできるのかは非常にあいまいで、業種や個人によっても異なります。

確定申告の時に「あれ?これって経費にできるのかな?」って迷いに迷ってしまう人のためにアフィリエイターとして稼いでいる僕が毎年経費にしているもの、したくてもできないものについてまとめてみました!

経費にできるのか、できないのかは税務署が線引きしていて難しいですが、一般的に可能とされているものは経費にしても大丈夫です!

迷ったら「仕事で使うものかどうか」を判断基準に

どれが経費になって、どれが経費にならないものなのか迷いますが、この判断基準はいたってシンプルです。

仕事で使うもの、仕事に関係あるものなら経費ですし、それ以外は経費にできないというのが基本。

例えばWEB関係の仕事をしていれば必ずパソコンは使いますよね。これはもちろん経費。

自宅が仕事なら家賃や電気代、ネット代も経費です。「仕事として」という大義名分があればたいていのことは経費にできますが、あまりにもやりすぎていると税務署から「ん?これちょっと変じゃね」と思われてつつかれてしまうのでやりすぎは禁物。

仕事でも使うし、プライベートでも使うってものは按分(仕事とプライベートで使う割合を出す)して経費計上できます。

経費にしているもの

アフィリエイターといえどなんでもかんでも経費にできるってわけじゃありません。youtuberなんかも同じですが、稼いでいる人ほど”相対的”に経費計上できる部分は多くなってきます。

とくにレビューした商品なんかはこの傾向が強いので注意してください。

家賃や初期費用

項目 勘定科目
前家賃(家賃) 地代家賃
敷金 敷金・差入保証金
ルームクリーニング費 支払手数料・修繕費
礼金(20万未満) 支払手数料・地代家賃
礼金(20万以上) 長期前払費用
仲介手数料 支払手数料
鍵交換代 修繕費
保証会社利用料 支払手数料
事務手数料 支払手数料
ルームサポート系 修繕費
自治会費 雑費

部屋を借りるときの初期費用はまとめて計上できるわけではなく、1つ1つ細かく勘定科目も分かれています。

前家賃や仲介手数料、鍵交換代は簡単に仕訳できましたが敷金・礼金はちょっとわかりずらくて何度も調べて処理しました。

正確には敷金は家主に預けておくお金なので経費ではなく資産として処理します。こういう細かいのも面倒でした。間違いやすいので気を付けて。

やよいで事務所や自宅兼事務所にかかる初期費用の仕訳まとめ

この辺を詳しくまとめてみましたので参考にしてみてください。やよいを使っている方は特に。

光熱費(自宅兼事務所の場合だとガス代・水道代はNG)

項目 勘定科目
電気代 光熱費
ガス代 光熱費
水道代 光熱費

電気・ガス・水道代の勘定科目はすべて【光熱費】です。

自宅とは別に仕事場として事務所を借りている場合はガス代も水道代も経費として100%計上することができますが、自宅兼事務所としている場合、ガス代・水道代は経費としては認められないので注意。

途中から事務所を借りた場合、例えば9月1日に新たに部屋を借りた場合は1月~8月までの費用は按分して計上し、9月から事務所の経費を100%計上するといったやり方になります。

ちなみに事務所といってもアフィリエイターの場合はお店ではなく、知らない人を招き入れないので普通の賃貸契約で大丈夫です。

僕は借りるときに不安で仕方なかったのですが、税務署が契約状況にまで関与してくることってないみたいですね。

ネット代

項目 勘定科目
ネット代 通信費

だいたい月々4,000ぐらいかかるネット代は【通信費】で仕訳します。僕の場合は自宅兼事務所の時は30%ぐらいで按分していました。人によっては50%ぐらいいけるかもしれませんが、高すぎると税務署につつかれて面倒そうなのでやめました。

ネット代も家賃や光熱費と同じ按分率にした方がいいでしょうね。

仕事場として借りているなら100%計上できます。例え休憩中にスマホゲームしていても関係ない。

サーバー・ドメイン代

項目 勘定科目
サーバー・ドメイン代 通信費

これも勘定科目は【通信費】で処理します。サーバー代・ドメイン代の仕訳は簡単です。

GRCなどのツールやテンプレート

項目 勘定科目
GRCツール 消耗品費
有料テンプレート 消耗品費

ツールやサイトのテンプレートって勘定科目で迷いますが、この2つは少なくとも【消耗品費】で処理できちゃいます。

ツール系だったらほぼ全部消耗品費でいけるでしょうね。

パソコン

金額 科目 処理方法
10万円未満 消耗品費 一括
10万~20万円未満 ソフトウェア(工具器具備品) 減価償却(4年)・3年償却
20万円以上 ソフトウェア(工具器具備品) 減価償却(4年)

パソコンの仕訳はちょっと面倒。10万円未満のものなら一括経費計上できますが、それ以上になると4年間で均等に償却していかないといけません。さらに3年で償却する方法なんてのもあるので余計に頭がこんがらがります。

僕は15万円ぐらいのパソコンを購入したので4年で償却しました。細かい計算方法や仕訳については別記事でまとめてみましたので参考にしてみてください。

モニターやデスクなど

項目 勘定科目
デスク 消耗品費
チェア 消耗品費
マウス 消耗品費
モニター 消耗品費

デスク周りのものは通信費っぽい雰囲気がありますがすべて【消耗品費】です。

カフェで仕事した時のカフェ代(食べ物はNG)

項目 勘定科目
カフェ代 雑費

「家だとやる気できないし、気晴らしにカフェで作業するか!」ってなることもたまにあるので、このカフェ代は【雑費】として処理します。

ちなみに、この時に頼んだ食べ物は経費として計上できないそうなので注意してください。「場所代として飲み物代を払うのは自然だけど、ついでに食べ物まで食べたらそれ仕事目的じゃなくて飲食目的じゃん」ってのがNGな理由。

レビューした商品の一部

項目 勘定科目
レビュー商品 新聞図書費・消耗品費
取材した時の費用 旅費交通費・取材費

レビューに関してが一番経費として計上できるか難しいところです。基本的には紹介したものってのは経費扱いされるわけですが、なんでもかんでも経費扱いできるわけじゃないです。

この線引きを色々調べてみましたが要は「その商品を紹介して、それ以上の収益を得ているかどうか」で決まるようですね。

例えば6,000円の枕を紹介して2万円稼いでいるなら経費としての条件を満たしますが、紹介してもアクセスが全く来ない上に収益もないってことならNGになるそうです。

Amazonの商品とかブログで扱っていると何が売れているのかなんてわからないのでアクセス数や合計売上から見極めるのがいいと思います。

税理士を雇っているとこの辺の微妙なラインを上手いこと経費にしてくれるらしいので、レビューする機会が多い人ほど税理士に頼んだ方がいいっぽい。

レビューする商品ってそのあと日常生活で使う人も多いと思いますが、日常で使用するかどうかはあんまり関係ないみたいです。

レビューして消失するようならものなら利益がなくても経費として認められそうですが。

プリンターのインク代・印刷代

項目 勘定科目
インク代 消耗品費
印刷代 消耗品費

プリンターやインク、印刷代はすべて経費です。仕訳は単純なので説明は不要だと思います。

どうでもいいけどインクってなんであんなに高いのだろうか。

仕事に関連する書籍代

項目 勘定科目
新聞図書費

仕事に関係ある本なら経費にできます。コンテンツを作るために勉強するための本はすべていけますよ。

仕事に関係ない小説とかはアフィリエイターだとダメですが、漫画家とかならこういうのも経費にできます。

もちろんyoutuberでもアフィリエイターでも仕事で小説が絡んでくるならラノベとかもいけます。

経費として計上していないもの

経費として計上することはできるけど僕がしていない項目について理由とともにご紹介していきます。

交通費(面倒なので)

打合せをしたり、取材を行うにあたり電車やバスで使用したお金は【旅費交通費】として経費計上できます。それとセミナーや取材など仕事関係の目的でホテルに泊まったりするお金も旅費交通費として基本的には全額計上できます。

例えば東京に住んでて大阪に関する記事を書くためにかかる新幹線代やホテル代は経費です。

僕の場合はほぼこういう機会がなく、たまに取材にいっても数百円程度で面倒だったので経費計上しませんでした。

こういう細かいお金もちゃんと経費として認められるのにやらないのはもったいないですが、なんか途中で面倒になってやめちゃいました。

接待交際費(機会がほぼ皆無なので)

まぁほぼ機会がないので僕は使っていません。仕事先の人との会食とかで使われる勘定科目ですね。

会社員の人とかは友達や身内とご飯にいった時にも接待交際費として経費計上してしまう人もいますが、正しくはNGです。まぁ税務署がそれが仕事なのか遊びなのかを判断できないのでまかり通ってしまってるんでしょうけどね。

普段こういう機会がない職業なのに接待交際費が異様に高かったりすると税務署からつつかれることもあるようです。

スマホ代

スマホ代も経費として計上する人が多いみたいですが、最初の頃は「ほぼプライベートで使ってるのに経費として大丈夫なのかな?」と不安になって、そのまま今まで経費計上してきませんでした。

プライベート兼用のスマホでも、情報収集や営業メールのやり取り、スマホで取った写真をPCの取り込む時なんかには「仕事として」使っているわけですから按分して経費計上できますね。勘定科目は【通信費】。今後しようかな。

ちなみに端末代とかもできるみたいですが、事業用と分けてないなら必ず按分してください。プライベートで使用する時間が多いので30%ぐらいが無難。

稼ぎすぎたら小規模企業共済がおすすめ

アフィリエイターとか個人事業主としてやっているとサラリーマンとは違い、固定給ではないので今年いきなり収益が膨らむことは十分考えられます。

上記に挙げたような経費である程度の節税はできますが、正直そこまで大きな費用でもないので限界がきてしまうのがオチ。

そこで僕がやったのが小規模企業共済といういわゆる積立貯金制度の加入です。

小規模企業共済は月1000円~7万円まで自由に掛けることができ、年末に今年の収益が多いことに気付いても最大84万円控除できるので節税対策にはもってこいです。

もちろんデメリットも多少なりともあるので、よく考えてから加入すべきですが、稼ぎすぎたって人はこういう制度を使うといいですよ。

【節税】年末に小規模企業共済に加入したので手順をまとめてみた

法人化すればもっといろいろと控除できる制度の加入できるんでしょうけど、個人事業主ができるのは小規模共済と生命保険ぐらいしかないです。生命保険は無駄な気しかしないので入る気はありませんが。

何か気になることがあればコメント頂けると幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です