一時期長文SEOというのが流行り、長文にすればするほど共起後とか取り入れられるのでSEO的に有利になるみたいなことが言われていた時代がありました。
最近は「長文にしても意味ない」みたいことも言われていますが、コンテンツの質を意識するとどうしても長文になってしまいますし、依然として長文が検索上位を占めているのも事実。
僕が運営しているサイトの中で徐々に検索順位が下がり、コアアップデートの影響かアクセスがかなり少なくなってしまった記事に対して「せっかくならとことん文字数をあげてみるか」と思ったので検証してみます。
やろうと思ったきっかけはリライト方法で調べていた時に「記事をリライトしたら検索順位があがった」というページをいくつか見かけたから。
参考 【実験結果】ブログ記事をリライトしたら検索順位が爆上げしたよ(圏外→1ページ目も)ブログ部アップデートが頻繁になった今でも効果があるので検証してみました。
目次
記事リライト後のアクセス推移
【うまくいった例】
1月にリライトして、1か月ほど経ってから徐々に上昇し、約4か月ほどかけて検索順位が1位になりました。まぁ複合キーワードなのでアクセス自体はもともとそんな期待していませんでしたが、やっぱり検索順位1位ってのはでかい。
検索順位が1位になったことでわかりやすくアクセス数も上昇しています。
【アクセスが増えなかった例】
同じように記事をリライトした後にサチコでURLを再クロースした直後に順位があがった例です。
ただすぐに順位はあがったものの、それからずっと4位前後で停滞しているのでこれ以上このページのキーワード順位があがることはほぼないと思われます。
すでに評価が適正になっていて、上位ページがドメイン力強めのサイトとか企業サイトだとかなわないのでどんなに良質なページを作っても1位は取れません。
見てわかるようにキーワード的にアクセスが取れないせいもあって全然アクセスが増えませんでした。
【アクセスが増えなかった例2】
これも同じようにリライト後に順位が一気にあがったキーワードの例。
20位から8位ぐらいまで上昇しましたがそこから同じように停滞。しかもこのキーワードはその後、すこーしずつですがキーワード順位が下がっているような感じですね。
おそらくライバル記事が新たに順位に食い込んだり、評価されたりして”相対的に”順位が下がっているのだと思われます。逆に言えばさらに改良の余地がある記事ってことですね。
タイトルを微妙に変更しているのでリライト以前の記録は反映されていませんが、こちらもアクセスはそこまで変化していません。
まぁリライトの目的はアクセスアップですが、それ以上にサイト全体の質を高めることにあるので、例えアクセスが上がらなくてもやる価値は高いです。
具体的なリライトの方法を紹介する
リライトを「ただ文字量を増やせばいいんでしょ?」と思っている人もいるようですが、実際はそんな単純なものでもないようです。
僕も100記事ぐらいリライトしましたが、依然として全く順位があがらない記事も多いです。単純に内部リンク追加して誘拐率があがったとしても順位はあがりません。意味のないトピック追加もダメっぽい。
上位表示されている記事を見てみると、余計な説明はなく洗練されていて、なおかつ網羅性が高い傾向があることがわかりました。
それを踏まえて僕が試してうまくいったリライト方法について説明していきます。
上位化できていない記事を選定する
GRCなどの順位チェックツールを導入している場合は一目でキーワード順位がわかるのでリライト選定もしやすいと思います。
ツールを使っていない場合はサーチコンソールを使います。
以前のバージョンは見やすかったんですけど新バージョンになってからちょっと使いにくくなったように感じます。
左の【検索パフォーマンス】をクリックしてキーワードが表示されたら【検索での見え方】のちょっと下にある行のフィルタリングをクリックします。
そうすると【検索順位】があるのでチェックをいれてください。
例えばここに【10】と入れれば「検索順位が10位のキーワードが表示される」という仕組みです。
リライトする記事はだいたい5位~20位ぐらいまでの微妙な順位のものが好ましいです。圏外にあるようなキーワードはリライトぐらいじゃどうしようもないのでスルーしましょう。
2位とか3位ならリライトで1位になることができるかもしれませんが、実際は企業サイトなどの競合サイトってパターンが多いので僕は後回しにしています。
20に設定して【次より小さい】を選べば20位よりキーワードが上のものが表示されます。
上位表示されている記事と比較してみる
順位があがらない、もしくは下がっている自分の記事と上位表示されている記事を比較することから始めました。
狙っているキーワードに対して何が足りないのかを見るためです。
そもそも方向性が違うのか、説明が足りないのか、網羅性が低いのか、とにかく比較してみます。
昔書いた記事なんかは今見るとゴミのようなページもあり、網羅性どころか説明が全く足りずに自分よがりな記事が多い傾向があります。
この記事で「リライトしたら順位があがった」という内容だけ書いてもたぶんダメ。リライトして検索順位があがったなら当然その具体的な方法を知りたくなるので、それを記述することで記事としての質が高くなります。
”どこまでを1つの記事として書くか”ってのが非常に難しいところなんですよね。人によっては【リライトした結果】と【リライトの具体的な方法】を2つのページに分けて書く場合もありますけど、個人的にはまとめてみたいですし、分ける意味もそれほどないので1ページでまとめて書いています。
明らかに違う内容だったら別の方が良いんでしょうけどね。
説明不足の記事は文字を大幅に追加
明らかに説明不足な記事はなるべくわかりやすく、なおかつ細かく説明することで文字数を増やしました。
僕の場合だと2,000字に満たない記事は比較的評価されていなかった傾向が見られたので→3,000字近くまで増やしました。
もちろん、ただ文章を書いていても意味がないのでそのキーワードに対して”必要”と思える説明+αを追加した感じです。
全体がおかしいなら「全部削除」の勢いでリライト
全体的にちょっと明後日の方向に行っている記事に対してはちょくちょくリライトするのではなく、全体をガラリと変えた記事に変更しました。
トピックの追加などの小さいことだけだとあんまり効果がないみたいです。ほんと最初から書き直すぐらいの手間をかけたほうが検索順位があがる傾向が見られました。
キーワードに対して明確な回答を意識して書く
まぁこれはリライトうんぬん以前に記事を書く際に注意しなければならないことですが、やっぱり昔の記事は無理してタイトルにキーワードを詰め込んで、それに対してのアンサーが浅いものも多かったのでこの部分を意識してリライト。
なるべく客観的に「このキーワードで検索してきた人に対して満足できるアンサーが出来ているか」を考えるようにしました。100%完璧にってのは難しいですが、何事も続けていれば少しずつ成長するかなぁと思ってます。
文字数が多すぎてわかりづらくなっている場合は削除する
上位表示するためにある程度の文字数が必要になるのは明らかです。かといって文章量=上位表示ってわけでもありません。
6,000字~7,000字書いても上位表示されていないってことは「余計な含まれている」可能性が高いので、なるべくいらない文字は消しました。
まぁこれに関しては狙っているキーワードによりけりなのでそのキーワードで上位表示されているライバルサイトの文字数とかも参考にすると良いかも。
タイトルがキーワード詰め込みすぎなら変更する
「記事タイトル変更は危険」って話もありますが、たぶん一番効果があったのは実際これです。
最近はほんと「1記事1キーワード」の傾向が強いです。
Googleアナリティクスでその記事の検索キーワードをチェックしてみてください。全く検索されていないキーワードがタイトルに含まれているようならいっそのこと削除してしまうのも手です。
記事タイトルを変更する場合はなるべく狙っているキーワードを最初(左)にもってきた方がやっぱり上位表示されますね。
それともしタイトルを変えるなら”必ず記事内容も修正するように”してください。タイトル変更だけだとあんまり順位は上がりませんし、逆効果になる可能性があるので。
まとめ:余計な文は削除・足りない部分は追記する
ポイントをまとめてみました。
- 説明不足なら文字を大幅に追加
- 全体がおかしいなら「全部削除」の勢いでリライト
- キーワードに対して明確な回答を意識して書く
- 文字数が多すぎてわかりずらくなっている場合は削除する
- 無駄な文はとにかく削除
- タイトルがキーワード詰め込みすぎなら変更する
僕がリライトしたことで順位があがった記事は「内容を大きく変更したもの」という共通点がありました。
ただ「トピック追加」とかやっても検索順位はピクリとも動きません。
調べてくれたキーワードに対して明確なアンサーがその記事で伝えきれているかを意識してリライトするとうまくいきやすいですね。
100%順位があがるってわけではないですが、もしあがらなかったとしてもサイト全体としての質が高くなるので、アップデートの影響を受けにくくなるかもしれません。
僕はコアアップデートで悲惨なことになったので、いつアップデートがきてもいいようにサイト全体の質は高めておくべきだと感じました。
2019年3月のコアアップデートの影響と今後の対策を話そうと思う
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