2018年の8月や9月下旬にも比較的大規模なコアアップデートがあって、多くのアフィリエイトサイトが影響を受けていましたが、また2019年の3月にコアアップデートが襲来!
僕の運営しているサイトは2018年9月のバースデーアップデートでアクセス数が激減して、いろいろ対策してみたもののアクセスが戻らず、軽く鬱になるレベルでしたが、今回のアップデートの影響についても記述していきます。
前回のアップデートで激減したサイトが今回のアップデートでどうなったのかに注目していきます。
目次
2019年3月のコアアップデートの影響
僕が所有している3つのブログのアクセス数の変化をみてみます。アップデートは3月12日~13日から始まったのでこのあたりで運営サイトに変化があった人はアップデートの影響を受けています。
【不動産系】
わかりにくいですがやや減少。以前は15,000近くのアクセスを誇っていたサイトですが、2018年9月のアップデートで4,000~5,000アクセスほどにまで減少していたサイト。
最近は4,000近くをうろちょろしていましたが、このアップデートで3,000あたりまで減少しています。ジリ貧で2,000ぐらいまで下がるんじゃないかと思っています。(1か月後確認したらほんとに2,000まで下がっていました泣)
主力のサイトだっただけに収益としても大打撃。なんとかしなくては。
【恋愛系】
こっちはわかりやすく回復していますね。記事数は約200ほどのブログで最近はほぼ更新しておらず、アクセスも右肩下がりで1,000を下回っていましたが、今回のアップデートで1,500前後まで回復しています。
サチコで確認するとかなりわかりやすく「表示回数」「クリック数」が上昇していることを確認できました。
【婚活系】
もともとアクセスなんて雀の涙程度でこのサイト2018年9月のアップデートでちょっとアクセスが下がっていました。記事数は約100ほど。
今回のコアアップデートでややアクセスが右肩あがりに回復していました。まぁ回復してもほぼ収益化できていないのであんまり意味ないんですけど気持ち的には嬉しい。
前回とは違い、アップデートの影響で逆に回復してくれたブログもあるので、前回から今回のコアアップデートまでにしたことの違いを探っていきます。
ネットで影響を調べてみた
googleのコアアップデートで、感覚的にはPV数が2割減。
収入も伴って落ちてるなぁ。
— モネ@プロ副業マン (@OreNetaBlog) 2019年3月23日
3月12日のコアアップデートで上がった人はジャンルに助けられていると心に刻もう。
「ユーザーファーストが〜」
「内部施策が〜」と浅い知識でSEOを語らない方が良い。ドッグフードや青汁で1位取ってからドヤって欲しい。
そのぐらい目を付けられたジャンルの検索結果は理不尽である。
— BlackLoad@中古ドメイン卿 (@BlackLoad4) 2019年3月14日
ジャンルによって、というのはあるでしょうね。ライバルサイトが多いジャンル、企業が参戦しているジャンルはアップデートで一気に順位が変わる可能性が高いです。
脱毛、FX、保険なんかは結構有名なアフィリエイターでも下がったということをツイッターで見かけました。いくら質が高くてもジャンルのせいでってこともあるみたい。
ちなみにコアアップデート関係なく収益は伸びているので、人によるんだなって感じ
ブログ形式でアフィしている人は落ちずに上がっているんじゃないの?
— たんたん@副業介護士ブロガー (@tantan4423) 2019年3月29日
稼げると聞いていたジャンルはコアアップデート後どうなったのか覗いてみると、やっぱりゴッソリ上位が変わっていたな~
ゴリゴリのブラックが入れ替わり立ち代わりな印象
消耗しそうなジャンルだったから足を踏み入れなくて良かったです。
— ナルイチ (@naruichi40) 2019年3月29日
稼げる系=激戦区のジャンルはかなりの影響を受けている模様。
2018年9月のバースデーアップデートに比べるとだいぶ大規模。8月のコアアップデートと同じ規模で影響がありました。
下がったという人が圧倒的に多いですが、中には少し上がったと言っている人もいました。
大幅に上昇したって人を見かけないので、たぶんアクセスがうなぎのぼりなのは企業サイトなんでしょうね。
アクセス数が下落したサイトで対策したこと
不動産系サイトは稼ぎ頭だったこともあり、一番色々と対策しました。
- アクセスが集まっている上位100位の記事を修正(ボリューム追加など)
- リンクの見直し・追加
- ゴミページ(アクセスが1か月間全くない)の修正・削除・noindex
結果的に一番労力を割いたにもかかわらず3月のアップデートの影響を受けてしまいました。
記事の中には逆にアクセスが増えたページもありましたが、このサイトは1位~3位のページが全体の約50%ほどのアクセスに貢献していたので、いくらそれ以下のページを綺麗に精査しても上位サイトが下落すればサイト全体としてアクセスも下落してしまうんですよね。
アクセス数が回復したサイトで対策したこと
やったことは下落したサイトとほぼ同じです。
- 上位記事の見直し・トピック追加など
- リンクの見直し・修正
- 微量ながら記事の追加
恋愛系に関しては2018年9月からどんどんアクセスが右肩下がりになっていて、もともとあんまり収益化もできていなかったので放置していました。ちなみに恋愛系はアドセンスの単価めっちゃ低いです。
婚活系に関してはあまり以前のアップデートで受けた対策はせず、やったことは記事を追加したぐらい。
つまり、僕がやったことが影響して改善したわけではないってことです。
なぜアクセスが回復したのか考察してみた
これに関しては意外と容易に推測できます。以前までのアップデートで影響を受けていなかったライバルサイトが今回の3月のコアアップデートの影響を受けて下落したことで、相対的に順位が少し戻ったというのが答えでしょう。
正直、対策といえるような対策はできていませんでしたからね。
無理やり挙げるとするなら、上位ページを修正したことでうまくタイトルを記事内容が検索意図とマッチしたってことなんでしょうけど、体感としてはこの理由じゃない気がする。
ライバルサイトや以前として上位表示されているサイトを分析してみた
今回のアップデートも傾向としては個人のアフィリエイトサイトが下落し、企業のサイトが上位表示されている傾向が見られます。これだけでもある程度上位表示されている理由はわかりそうですが、依然として上位表示されているライバルサイトやアップデートがきっかけで上がったサイトの傾向を分析すると色々とわかりました。
独自性に富んだページが多い
全てのページというわけではないですが、上位表示されているサイトは自ら足を運んで調査したとか、実体験に基づいて作られた記事など独自性に富んでいるページが多いように感じました。
これは2018年8月のコアアップデート前から言われていることですが、似たようなページは排除される傾向があります。
網羅性が高くて+αで他にはない独自のコンテンツが盛り込まれているサイトは強いです。こたつ記事はきついイメージ。
権威性が高い(運営者情報などがちゃんと明記してある)
これも最近言われていることですが、権威性の高いサイトは上位表示されやすい傾向があります。企業サイトのページが上がるのはこのため。
例えるならアフィリエイトをほとんどやったことのない人が作ったページとアフィリエイト歴10年のベテラン、そして実績もある人が作ったページを比べると明らかに後者の方が信頼できますよね。
偉人がいうから名言になるのであって、何の権威性も持たない人が同じこと言っても格言にはならないってのと同じ。
最低限、誰が書いたのか、アピールできるポイントを含めて運営者情報に盛り込んだ方がいいのかも。まぁそんな簡単なことで回復するとは思いませんが、やらないよりは良い程度。
健康系とかは特にこの傾向が強いです。
タイトルと記事内容がマッチしている(満足度が高い)
上位表示されている記事の多くはタイトルに対して満足させるだけのアンサーがあるコンテンツになっています。
色んなキーワードを狙いすぎるとマッチ率が下がるので記事自体も評価されにくくなってきています。
ただ文字量を書いていても上位表示はされません。満足させるにはそれなりの文字数は必要になってきますが、文字数があってもタイトルからずれていてマッチしていなければ順位を落とされる傾向があります。
僕のサイトでも今まで2位ぐらいの記事が徐々に下がり、圏外まで飛んでいきました。ちなみに7,000字ぐらい書いたやつです。
ロングテールで少しアクセスは拾っているものの、タイトルを見直ししないと回復はたぶん見込めなそう。
更新頻度が比較的高め
これがコアアップデートに直接的に関係があるとは感じていませんが、上位表示されているサイトはいずれも更新頻度が高い。
企業規模で作ったオウンドメディアとかが上位表示されているのも権威性+更新頻度の高さが理由の1つになっている気がします。
対策するならアクセスを集めている記事から
サイト全体を改善しようとすると莫大な時間と労力がかかるけど、それに見合った回復は見られない可能性がないので取りあえず下位ページは後回しにしてください。
一番サイトに影響を及ぼしているのは間違いなくアクセス元となっている上位10ページぐらいです。
もしうまく検索意図にマッチするように調節できれば、次のアップデートでアクセスが戻る可能性は高いと思います。この”検索意図を理解する”ってのが最も難しいんですけどね。
例えばかなり時間を割いて、ものすごいボリューム量のページを作ったとしても検索意図とずれていたらそのページは評価されません。
記事のタイトルと内容をいかにマッチさせるか。例え有益な情報だったとしてもその記事には必要ない内容なら駄文となってしまいます。
Google検索品質評価ガイドライン通りにアップデートされている(E-A-Tが重要)
結局コアアップデートで上位表示されたり、下がることなく残っているサイトはGoogle検索品質ガイドラインに記載されている【E(専門性)-A(権威性)-T(信頼性)】を満たしているサイトってことになります。
SEOラボさんとかでもよく言われていて「横文字よくわかんな」ってなってましたが、改めて生き残っているライバルサイト、上位表示されているサイトを分析してみると自然とこの結果にたどり着きます。
専門性というのはサイト全体、あるいは1つの記事に対するボリューム量。
権威性というのはかみ砕くとおそらく独自性のある(中身の濃い記事)コンテンツを作ることで得られるもの。
信頼性は誰がコンテンツを作成しているか、運営者がどのような人物を明記しているか。
まぁ専門性も権威性も信頼性も結局同じなんですけどね。中身が濃い記事を書けば3つを満たすとも言えますし。
健康系ジャンルにより求められているのがこれですが、それがだんだんオールジャンルに適用されていっているような印象を受けました。
影響を受けて下がっても焦ってすぐにいじらない方がいい
コアアップデートの影響を受けると焦って色々サイト内部とかいじりまくってしまう、というかいても経ってもいられない状態になりますが、数週間は様子を見た方がいいです。
実施されても数週間は振れ幅が凄いので結局アクセスが回復することもありますし、いきなりいじってしまうと何が原因なのか特定しずらくなります。
僕は以前のコアアップデートのタイミングでSSL化したせいで、原因がいまいちわからなくなってしまったことがあるので。
それと今回影響を受けなかったサイトも今後アップデートで下がる可能性もありますし、今回アップデートで下がってしまっても次のアップデートのタイミングで回復することもあるので取りあえずいったん落ち着いて寝るべし。
個人的には修正をしながら新しいサイトを作ろうかな、と思っています。回復するように最低限の努力はしたいです。
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