2019年の3月のコアアルゴリズムによってメインサイトのアクセス数が激減して、9月のバースデイアップデートを含めると収益が約10分の1ほどになってしまいました。
で、今回の6月はなぜか予告コアアップデートということで事前告知があるという事態にツイッターでもさんざん騒がれていましたが、僕の所有サイトは少しアクセスが回復しました。
今回のアップデートがどういった傾向があるのか、それと3月に激減してから今までに僕がやった対策についてまとめてみました!
参考になるかはわかりませんが、分析にお役に立てれば幸いです。
目次
所有している3サイトのアクセス変化
いつも通り、運営している3サイトのアクセス変動について晒していきます。3月1日~6月9日までのアクセス推移です。
【不動産系】
不動産系サイトは2018年9月下旬のバースデイアップデートで半壊し、アクセスが半減。さらに2019年3月の子アップデートをもろに食らってアクセスも収益もお通夜状態になっていたメインサイトです。
当時は月100万円近くの売り上げがありましたが、アップデートで10分の1ぐらいになって絶望しました。
2019年3月のコアアップデートの影響と今後の対策を話そうと思う色々施策をしたものの、改善する兆しが全くありませんでしたが6月のアップデートで少し回復。
3月前までとはいきませんが、だいぶ近い数字までアクセスは回復したのでひとまず安心。
ちなみに3月~6月までいくつか新規の記事を公開したものの、ドメイン自体にフィルターがかかったような状態で何をやっても上位表示されない状態(頑張っても2ページ目とか)でしたが、このコアアップデートでそのフィルターが外れた印象を受けました。
【恋愛系】
このサイトも2019年9月のコアアップデートの影響を受けてアクセスが激減していたサイトです。もともとアドセンス広告しか載せておらず、アクセスはあるものの収益源としてはしょぼかったのでいっそのこと放置していました。
3月のアップデートでは放置していたのにアクセスが回復し、今回のアップデートでもさらにアクセスが上昇しました。アクセス推移をみると結構わかりやすいですね。デイリー3桁から現在は2,500ぐらいまで回復してます。
放置していてほんとなんの施策もしていないのにアクセスがあがって嬉しい限りです。
【婚活系】
婚活に行くようになって作ったサイトで実体験が多く、ライティング能力はないものの一番独自性の強いサイトです。
もともとアクセス自体はかなり少なかったのに2018年9月の影響を受けてアクセスは減少しました。その後3月のアップデートで回復していて伸ばそうとしていたサイト。日々検索順位が少しずつ上昇していて成長途中でした。
6月のコアアップデート1日目はなぜか検索順位は微量に増えましたが、その後全体の検索順位がやや下げられて減少しています。ちょっとわかりずらいですがこれでも結構なダメージ受けてます。
6月のアップデートの傾向を分析してみた
Twitterを見る限り今回は全く無風だったサイトが半分ぐらいで、アクセス増加が3割、アクセス減が2割ぐらいとバラバラですが、3月のコアアップデートから回復したって人を結構見かけました。
今月に入ってからブログのアクセスが増えたな
Googleさんのコアアップデートの影響かしら
ありがたや、ありがたや— DJあおい(サブアカウント) (@DJ_aoi) 2019年6月9日
昨日からGoogleのコアアップデート(検索順位変動)がはじまってますが、3月のときは大きく落ちたものの、今回はちょっと回復しました。アップデートのたびに一喜一憂しますが、ITはどんどん変わっていくので、自分も変わっていくしかないかなと。 pic.twitter.com/sUh0QbTVPv
— 広瀬潤一@家内SE (@cubranger) 2019年6月5日
コアアップデート見事にやられましたね。特に儲かるクエリに影響が。アフィリエイトサイトが下げられたということでもなく、普通にライバルは上位にいますので、自分のサイトの特有のマイナス原因を探った方が良さそうです。圏外に飛ばされていなければ復活は可能。
— ノマドタスク (@nomadotask) 2019年6月6日
Twitterでもいろいろ言われていて何が正解かはっきりとはわかりませんし、僕自身もサンプルデータが少ないので明確な答えが出せているわけではないですが、ある程度の傾向はわかりました。
分析すると被リンクを貰っているドメイン力があるサイトが回復傾向で、逆にドメイン力があまりないサイトは低下傾向にあるように感じました。
3月との違いを簡単に表すとこんな感じ。
- 【3月】ドメイン力×記事の質×記事の質=検索順位
- 【6月】ドメイン力×記事の質=検索順位
3月のアップデートはより記事の質重視な印象を受けました。サイト全体の記事の質が低いとドメイン力が高くても落とされていたように感じます。
一度このフィルターがかかってしまうとどんなに良質な記事を書いてもなぜか評価されませんでした。特に商標キーワードとか単一キーワードでは圏外になることも多くて辛かった。
一方、今回6月のアップデートはそのフィルターが外れた印象を受けました。
僕が所有している不動産系サイトと恋愛系サイトはある程度ドメイン力があり、依然までフィルターがかって頑張っても上位表示しずらい状況でしたがそれが今回改善してアクセスも検索順位も回復しました。
一方、婚活系サイトは独自性はあるもののドメイン力が結構弱いので、その影響で検索順位が下がっているような印象。
今まではドメイン力以上に独自性でどんどん検索順位が伸びていましたが、このコアアップデートで調整されて定一に戻されたような感覚があります。
独自性が強いと自然に検索順位はあがるので、おそらくしばらく経ったらまた右肩傾向になるんじゃないかと予想。たぶん次のアップデートの影響は受ける気がしますが仕方ない。
どっちにしても以前まででコアアップデートの影響を受けたサイトが今回も何らかの影響を受けた可能性が高いです。
アクセスが回復するために僕がやったこと
正直この施策のおかげでメインサイトの1つである不動産系のアクセスが回復したとは思えませんが、一応3月で影響を受けてから6月のコアアップデートまでに僕が色々試したことについて挙げていきます。
アクセスが少ないコンテンツの大量削除(約80記事)
ドメイン単位で影響を受けていると感じたので=全体の質が低いと考えました。
もちろんすべての質が低いわけではないんですけど、質が低い記事の割合が多ければ多いほど影響を受けると考えたのでいっそのことコンテンツを大量に削除することにしました。
きっかけは「記事を大量削除したらアクセスがあがった」という記事を見たため。この時期は藁にも縋る思いでした。
430記事中、約80記事を削除しました。全体で考えると20%分なので結構でかい。
なんか頑張って書いてきた記事なのでほんともったいない気持ちもありましたが、サイトに大きく影響する可能性がある修正をしなきゃ改善しないと思ったので思い切って削除。
選定基準は30日間でアクセスが20以下の記事。
アクセスはあるけど質の低いコンテンツのリライト(修正)
大量削除する中で選定漏れた記事にも低品質なコンテンツは絶対にあります。2年前に書いた記事とかほんと見るも絶えないぐらいしょぼい記事を大量に見つけましたが、アクセス自体はある程度あったのでこういった記事はリライトすることに。
場合によっては記事タイトルも変更し、数千字追加してサチコしまくりました。
アクセスが下がった上位記事の修正
コアアップデートを受けて最初の頃は結構躍起になっていましたが、たぶんこれはあんまり関係ないかも。
一応、上位表示されていて下がった記事に対して質を高めるように内容を変更したりリンクを追加する等を行いました。
まぁやっても上位表示されるどころか下がる一方だったので意味があったかどうかは自信ないです。
重複コンテンツ(同じキーワード)の削除
重複コンテンツが良くないって話はよく見かけていましたが、これまで見向きもせず対策していませんでした。
内容はちょっと違うけどキーワードが一緒とか逆にキーワードは違うけど内容が一緒みたいな記事は重複コンテンツの可能性があったのでこれを機に削除しました。
もしかしたらまだサイト内に残っているような気もしますが、結構重要なことなので割と優先的にやった方がいいことかも。
今回のアップデートで今後するべき対策
アップデートの内容、というか傾向は毎回微妙に違いますが「質の高い記事が重要」ってことは変わりません。
ほんと順位が変動していないライバルサイトを見てると「うわー、やっぱ記事の質がどれも高いな」と感じました。
あがったにしろ、下がったにしろ結局やるべきことは同じなような気がします。
質の高い記事って言われてもユーザーが必ず満足してもらえる記事を書くって難しいので、僕は独自性を追求して優先的に記事にしていこうかなと思っています。
なんか最近はこたつ記事が厳しい印象。ジャンルによりますが自分で体験してリアルな情報を書くことが今後のコアアップデートの対策になるんじゃないかな。
ただ、激減したサイトはある程度できることをやった後は放置した方がいいかも。次のコアアップデートまで何をやっても順位が戻らない可能性は高いので、そこに時間を費やしすぎるのはもったいないです。
放置していたサイトのアクセスがいつの間にか回復する可能性もあるので、新しいジャンルを立ち上げたり、伸びそうなサイトに力を入れた方が有意義。
今後も大きなアップデートがあるたびにできる限り考察していきますので、参考にしていただければと思います。
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